毎日、毎日、朝と夕方だけに見られる景色
通勤時間、帰宅時間の中のホンのわずかな時間に見る景色です
田園に稲が植えられ、実り、刈り取られる
春には草木が緑に衣替えを行い、冬には茶色の衣装を引っ張り出してゆっくりと衣替え
この場所のそんな光景を、何年も見てきてるんですね
当たり前と言えば、当たり前で
何も無い平凡な日々の繰り返しをただ過ごしてるだけです
見慣れた風景のはずが、モノクロ写真にしただけで始めて見る風景のように感じられました
道沿いの田園はこんなに広かったのかなと思ったんですが
この時期にこんなに稲は育ちませんよね
これは多分麦だと思うんですが、違ってたらスイマセン
向こうの住宅街はあんなに家があったのかぁ
雑木林が向こうにあったんだナア
そうそう、あの向こうで道に迷ったんです
住宅街も向こう側にも結構大きな道があるんですが
回り道になるし、トラックが結構走ってますからほとんど使わないんですよね
ある日何を思ったのか、写真を撮った場所から雑木林沿いの道を使って
住宅街の向こうへ行こうとして、道に迷った
いい年して、迷子とはお恥ずかしい、
改めてみると色々考えさせられるんですよ
毎日見る風景ですが、時間にすると数十秒程じゃないでしょうか
この場所を撮ったのは一週間程前なんですが
モノクロで見ると、あれっ最近撮った写真かな
それともずいぶん昔に撮った写真かな
撮った本人が、いつ撮ったのかしばらく考え込んで
「あぁ、思い出した、一週間程前にとったんだ」
チョット、自分の記憶を確かめた自分が、なぜかおかしくて笑ってしまいました
この写真がカラーだったら
頭の中が混乱することもなく、すぐに思い出せたのではないでしょうか
そして
「あーいつも目にする風景だよな」
それ以上何も考えることは無いと思いますね
一週間前に撮ったにいつも見る風景の写真一枚で、考え込んで笑ってしままいました
ためしに
一度、見慣れた物や場所をモノクロ写真で撮ってみませんか
見慣れて飽きてしまった風景でもモノクロにすると
えーそうだったんだ、こんな感じになるんだ
考えさせられることや新たな発見があるかもしれませんよ
何十回、何百回、何千回も見てきた風景や物をモノクロ写真にするだけで
違った世界があるかもしれ
