ものくろシティの住人

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黒いダイヤと呼ばれた石炭、バーベキューの必須アイテム木炭

 

木炭の画像

木炭 sayokoさんによる写真ACからの写真

 

かつては黒いダイヤと呼ばれていた時代もありました

「石炭」
バーベキューには欠かせない必須アイテム
「木炭」

バーベキューの画像

  silverstarさんによる写真ACからの写真



  木炭には「黒炭」 と 「白炭」の2種類があります
今回は石炭と木炭について書いていきます

1)石炭と木炭の歴史


石炭の歴史
 紀元前より使用されていた文献も残っております
 18世紀の産業革命により燃料の世界で主役となっていきます
 しかし20世紀に入ると燃料の世界で石油なる燃料があらわれ
 主役の座を奪われました
 しかし 発電所、製鉄業では、今でも主な燃料として石炭が使われています
石炭の原料?となったレピドデンドロン

参考サイトhttps://www.kaseki7.com/blog/archives/362
 
木炭の歴史
日本では新石器時代の頃から木炭が用いられていたと考えられています
 主に一般家庭で消費されてきました
 しかし電気、ガスの普及により主役の奪われてしまいました
 アウトドアブームもあって 木炭はバーベキューには欠かせない必須アイテムとなって行きます
 木炭は主に多孔質のものが大部分で濾過効果があるとかで、土壌改良や調湿にも利用されています
  水質を浄化する実験なんかも過去にテレビで見たことがあります

個々人的な見解ですが
石炭より木炭が古くから人間に使われてきたのは
  
  「 木炭 」 木を切って燃焼して作る
簡単
    
  「 石炭 」地中を掘って採掘する 切削技術と道具が必要


 
  
2)製造方法

石炭

 別名、化石燃料とも呼ばれ、太古の植物が何億年もかけて、高温、高圧縮、されて出来たものです
 この太古の植物がレピドデンドロンと言うもので高さ40mまで育つ大木だそうです
  石炭紀に多く生息していたそうです
  石炭紀??? 聞いたことありませんねぇ
  なんでもこの時代の地層から大量の石炭が発見されたから命名されたそうです(石炭紀
 製造者は地球ってことになんですかね?
 はたして地球を製造者、製造元って呼んでいいいいのやら
 まー作ったのは地球である事実は変わりませんけどね
木炭
 木を燃やして中まで火が通ったら酸素の供給を止めて不完全燃焼にします
 そうしてできたものが木炭です
 炭を作る職人さんは専用の窯で木を燃焼させて中まで燃焼したら窯の入り口を塞いで
 わざと不完全燃焼させるんです
 これが一般的な木炭の作り方みたいです
  海外産のものは マングローブを使ったものは値段が安く、主にホームセンターで売られているものだそうです
ざっとですが石炭と木炭の歴史と製造方法を説明しました
現在の話をしてみます
現在
産業界で石炭を主に使うのは
  火力発電所と製鉄所です
   なぜに火力発電所と石炭が関係するのか、その説明を少しします
   火力発電所は水蒸気タービンなるものを使って発電します
    そのタービンを動かす 動力が水蒸気なんです
    そして水蒸気を作るのに石炭が必要になってくるんです
   製鉄所では
  石油や天然ガスでは十分な熱量が出ない為 今でも石炭が使われます
  ただし製鉄所では石炭を乾留(蒸し焼き)したコークスを使用しています
   そんな訳で

  

3)問題点
  環境問題
  石炭も木炭も使用すれば CO2(二酸化炭素)が発生します
  なんせ燃焼させて使用しますから こればっかりは出るようにはできませんよね
  また 不完全燃焼より一酸化炭素や有毒ガスの発生も問題視されます
  これについてはハッキリとした解決策が未だないようです
  
  石炭、木炭 共に大部分が輸入品なんです
  国内生産も可能ですが、コストを考えた場合 輸入品の方が安い為、頼っているのが現状です

 


4)将来的なこと
   日本国内のエネルギー事情から考えると
    石炭はこれからも必要なものであると考えられますし
     いったんは需要が落ち込みましたが
     オイルショック後は需要が回復し年々増加傾向です
    木炭に関しても増加傾向です

 

参考サイト https://www.ichigojyutsu.com/roots/carboniferous/